ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 | 特産 2022年07月11日
海津市平田町野寺の道の駅クレール平田で地域の食材にこだわった料理を提供する「カイジュウカフェ」が、夏季限定メニューとして地元特産の「ハリヨの柿酢」を使ったカレーライスを売り出した。企業同士で手を組んだ共同開発商品の第1弾。持ち帰り用にカレーの冷凍パックも用意した。 (藤野治英)
カイジュウカフェは5月に開店。海津市海津町金廻の「南常(なんじょう)」が運営する。ハリヨの柿酢は、海津市南濃町で伊藤由紀さん(50)が名産の富有柿を使って醸造している。食通の間で人気を呼び、有名レストランで使われ、海外へも出荷する。
開発の中心になったカフェ料理長の柳島亘さん(29)によると、新商品はインドの郷土料理で、香辛料で漬け込んだ豚肉のカレー「ポークビンダルー」。ハリヨの柿酢を使い、仕込みに12時間以上掛けたという。
試食した伊藤さんは「奥深い味になった。酸味が程よく、夏にぴったり。柿酢は使い方が分からないという声も聞く。ぜひカレーで試して」と絶賛。南常社長の西川崇さん(47)は「地元の特産品を発信するお手伝いができたら」と話す。
カレーライスは午前11時~午後2時のランチ限定で880円。総菜の盛り合わせとスープのセットは1500円。カレーの冷凍パックは540円で、営業時間の午前8時~午後5時に販売する。火曜休み。(問)カイジュウカフェ=050(8884)2708