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【静岡】白と緑の変化「ハンゲショウ」 森町で見頃

ジャンル・エリア : 自然 | | 静岡  2022年07月12日

木道脇で葉の一部を白く染めたハンゲショウ=森町鍛治島で

木道脇で葉の一部を白く染めたハンゲショウ=森町鍛治島で

 森町鍛治島地区にある「半夏生の里」で、群生するハンゲショウが見頃を迎えている。訪れた人たちは緑と白色のコントラストを楽しんだ。

 ハンゲショウはドクダミ科の多年草。雑節の半夏生(夏至から11日目)のころに白い花を咲かせ、葉の一部が白くなるのが名の由来とされる。

 生育地は減少傾向にあり、鍛治島地区は国内で貴重な群生地で広さは約3000平方メートル。地元住民の有志20人でつくる団体「てんぽうの里 半夏生」(浦上正男代表)が、2015年から木道の整備や案内板設置をし、昨年からは写真コンテストを開催するなど、群生地だけでなく森町のPRも行っている。

 磐田市見付の無職内田茂さん(68)は11日、初めて訪れ「群生地は木に囲まれて雰囲気が良かった。次は妻を連れてきたい」と話した。

 群生地は、駐車場から平たんな山道を歩いて10分ほど。見頃は20日ごろまで続く見込み。(田中利弥)