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【石川】紺碧の世界に 光ゆらり のとじま水族館40周年 17日から演出

ジャンル・エリア : イベント | 水族館 | 生き物 | 石川  2022年07月15日

光の演出のイメージ動画の一部。少女がジンベエザメに見入る

光の演出のイメージ動画の一部。少女がジンベエザメに見入る

「太陽光のように」職員奔走

 今月で開館40周年を迎えた七尾市ののとじま水族館(能登島曲町)で17日、記念式典が開かれる。記念イベントの一つで、「ジンベエザメ館 青の世界」は同日から、現在青一色の水槽に太陽光が差し込んだように幻想的世界が広がる光の演出を始める。演出の名称を4案から選ぶ入場者対象の投票も実施する。(室木泰彦)

 同館によると、光の演出は偶然の出来事がきっかけ。2019年10月23日、ジンベエザメを入れ替えるため水槽の屋根をクレーンでつり上げた際、屋根の開いた部分から太陽光が水槽に差し込み、カーテンのように揺らめく幻想的光景が広がった。立ち会った職員が感動し「飼育員しか見られないのはもったいない」と再現検討プロジェクトが始まった。

 当初は天井一部をガラスにする「トップライト」導入を検討するも、太陽光がきれいに差し込む時間帯が限られ天候にも左右され、莫大(ばくだい)な費用がかかるなどの理由で見送り。発光ダイオード(LED)機器で太陽光が再現できないか複数の国内有力メーカーに打診するも、ふさわしい機器がなかったり、実験で水中を強力に照らす照度が足りなかったりして一度断念した。

イメージ動画で泳ぐ魚たち=いずれも七尾市ののとじま水族館で(同館提供)

イメージ動画で泳ぐ魚たち=いずれも七尾市ののとじま水族館で(同館提供)

 あきらめきれなかった担当者らは、さらに情報収集し、車のヘッドライトなどに使われ、光の直進性に優れた演出用LED機器があることを知った。メーカーと打ち合わせを繰り返し、設置場所や角度調整など試行錯誤を重ねた結果、幻想的な光景をほぼ完璧に再現することに成功した。17日から演出を始め、8月末まで名称投票も実施。「天使の階段」「人魚の階段」「光のカーテン」「人魚のドレス」から選んでもらう。名称発表は9月9日予定。命名者の中から抽選で5人に記念品を贈る。

 17日は午前10時半から式典開催。多彩な記念イベントがある。入場料は高校生以上1890円、中学生以下(3歳以上)510円など。(問)同館0767(84)1271