ジャンル・エリア ： 動物 | 生き物 | 福井　 2022年08月12日

果物が詰まった氷に群がり興味津々のサル＝福井市足羽山公園遊園地で

　暑い日が続く中、ニホンザルに涼しい気分を味わってもらおうと、福井市の足羽山公園遊園地のニホンザル舎に１１日、果物の入った大きな氷が登場した。サルは上に乗ったり、かじったりと涼を感じている様子で、親子連れらが観察して楽しんだ。
　
　氷は４５リットルのバケツで作り、高さは５０センチほど。中にはスイカ、ブドウ、オレンジ、バナナなどの果物が８種類入っている。足羽山公園事務所の池田茜さんが、ニホンザルは暑さにあまり強くなく、汗をかいて体を冷やすことが困難なことなどを説明した後、１７匹が暮らすサル舎の中にある木のステージに氷を置くと、サルが群がってきた。
　
　凍った果物を竹の先端にぶら下げて、餌をやる体験もあった。家族旅行で訪れた愛知県刈谷市の小高原小２年の男児（７つ）は、サルが氷をかじる様子を見て「歯が強いなと思った。一生懸命にかじっていて面白かった」と笑顔だった。（中場賢一）