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【富山】見に行く? 家康像 射水・大楽寺、年内のみ公開

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 歴史 | 神社・仏閣  2023年01月25日

一般公開している徳川家康像

一般公開している徳川家康像

 射水市立町の浄土宗寺院「大楽寺(だいらくじ)」は、寺院内の厨子(ずし)に安置している徳川家康像を年内限定で特別に一般公開している。通常は非公開としているが、NHK大河ドラマ「どうする家康」で注目されていることから今年1年間は拝観できるようにした。

 家康像は高さ12.5センチの座像で、金箔(きんぱく)と極彩色で加飾された高さ91センチの厨子の中に安置している。一般公開は1994年に高岡市博物館の大楽寺宝物展で特別公開されて以来。大河ドラマが始まり、問い合わせが増えたことから久しぶりに公開を決めた。

 大楽寺は江戸時代から高僧や名僧を多く輩出した寺。北前船の寄港地として交易の要所だった放生津地区にあり、重要視した幕府が1817(文化14)年に徳川家の菩提(ぼだい)寺「大樹寺」(愛知県岡崎市)に命じて、家康像と厨子、皇族の有栖川宮織仁(おりひと)親王の筆による扁額(へんがく)「東照宮」、葵(あおい)の紋入りの神具仏具などを長持(ながもち)(木箱)の大箱4箱に収納して奉納したとされる。奉納された四天王像のうち1体や大箱1箱なども保管されている。

 大楽寺では家康の命日の4月17日と月命日の17日には家康が好んだ香木「蘭奢待(らんじゃたい)」をイメージした香りの線香をたいて供養している。田村晴彦住職は「加賀藩ににらみをきかせる意味もあったのだろう。家康像が安置されていることを知ってもらい、国を守る基軸や平和について考える機会にしてもらえれば」と話す。

 拝観には、事前に電話予約が必要。大楽寺=電0766(82)3016=へ。

厨子に安置されている家康像について解説する田村晴彦住職。厨子左側は四天王像の1体=いずれも射水市立町の大楽寺で

厨子に安置されている家康像について解説する田村晴彦住職。厨子左側は四天王像の1体=いずれも射水市立町の大楽寺で

(武田寛史)