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【富山】五箇山の魅力 英訳絵本に 市民団体、訪日客向けに作製

ジャンル・エリア : まちおこし | 富山 | 文化 | 歴史  2023年06月26日

荒井崇浩支部長(右)に英訳絵本を寄贈する村上幸子さん=南砺市東中江で

荒井崇浩支部長(右)に英訳絵本を寄贈する村上幸子さん=南砺市東中江で

 南砺市五箇山地域の歴史を伝える市民団体「たいら郷土学習会」は、2012年に作製した絵本「五箇山のやね葺(ふ)き」の英訳本を新たに300部作り、市観光協会五箇山支部に寄贈した。新型コロナウイルス禍が落ち着き、五箇山を訪れるインバウンド(訪日客)が回復傾向にある中、五箇山ならではのお土産として、地元の土産店や宿泊施設で販売する。

 学習会は1988(昭和63)年、旧平村(現南砺市)の歴史を学ぶ団体として、地元住民が結成。学習教材用に五箇山地域の伝統文化や特産品を伝えるスライド作品を数多く作ったほか、2011~13年には絵本を3冊作った。

 英訳した絵本「五箇山のやね葺き」は全33ページオールカラー。合掌造り家屋のかやぶき屋根のふき替え作業を伝える内容で、名古屋市の日本画家、久世なつかさん(43)が挿絵を描いた。今回は、南砺市小来栖の全国通訳案内士、山田雅子さんらが子どもにも読めるように翻訳し、表紙には五箇山和紙を使った。

 南砺市東中江のたいらマウンテンスクールで寄贈式があり、学習会の村上幸子さん(66)が荒井崇浩支部長に英訳絵本を贈った。村上さんは「観光客数も回復してきているので観光に役立ててほしい」と話し、荒井支部長は「地元の特産品として胸を張って売れる。しっかりと活用したい」と応えた。

 絵本は1冊1300円で販売する予定。地元の小中高校や県立図書館などにも配布する。(広田和也)