【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【岐阜】バリスタが焼くコーヒーに合う「バスクチーズケーキ」 岐阜市のアトリエリバーブ

【岐阜】バリスタが焼くコーヒーに合う「バスクチーズケーキ」 岐阜市のアトリエリバーブ

ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜  2023年08月09日

コーヒーに合うバスクチーズケーキを作っている福井さん=岐阜市日ノ出町のアトリエリバーブで

コーヒーに合うバスクチーズケーキを作っている福井さん=岐阜市日ノ出町のアトリエリバーブで

 コーヒーのおいしさを引き立たせる「相方」として、岐阜市のバリスタが試行錯誤を重ねて開発したスイーツが人気を集めている。同市神田町の「CAFE re:verb(カフェリバーブ)」のオーナーバリスタ・福井諒(りょう)さん(36)が、コロナ禍での目玉商品として提供を始めたバスクチーズケーキだ。コーヒーに合うかどうかを基準に材料や焼き方にこだわっており、福井さんのあふれるコーヒー愛が込められている。

 こんがりと焼き目がついたケーキ。一口食べると、チーズの風味とさわやかな甘みが口の中に広がった。こだわりは隠し味のアイリッシュウイスキー。「ほんのり甘い香りが、コーヒーを引き立ててくれるんです」と福井さん。コーヒーとアイリッシュウイスキー、生クリームでつくるホットカクテル「アイリッシュコーヒー」から着想を得て、完成させた自慢の味だ。

 福井さんは20歳の時、ワーキングホリデーで滞在していたカナダ・バンクーバーの喫茶店でラテアートに感銘を受け、バリスタの道へ。名古屋・栄の老舗喫茶店「ボンタイン珈琲」で10年間修業し、2018年11月、岐阜市でカフェリバーブをオープンした。

 「同じ豆でも、ささいな条件で毎日状態が変わる」と福井さん。酸味や甘みを日々調整し、一番おいしいタイミングで客に提供している自負がある。だが、カフェは当初、コーヒー以外に目玉商品がなく、集客に苦戦した。20年からはコロナ禍で夜間のカフェバー営業もできなくなった。

 そうした中、活路を見出したのがオリジナルスイーツの開発。「コーヒーをもっとおいしく飲んでもらいたい」との一心で、試作を重ねた。高温短時間で焼き上げることで、ふんわりとした食感を実現。スイーツ作りを専門的に学んだ経験はないが、バリスタとしてコーヒー豆の焼き方の知識を身に付けていたことが、ケーキのおいしい焼き方の追求にも役立ったという。

とろけるような味わいが楽しめるバスクチーズケーキ

とろけるような味わいが楽しめるバスクチーズケーキ

 完成したケーキは評判となり、カフェの看板メニューに。ケーキの調理スペースが足りなくなり、昨年8月、カフェ近くの柳ケ瀬商店街内に工房兼持ち帰り店「アトリエリバーブ」を開いた。インターネット通販にも対応し、ホールケーキを冷凍で全国に配送している。「カフェで食べてくれた人が、お祝いやお礼用として送ってくれる人が多い」と手応えを話す。

 味はプレーンと抹茶、8月までの期間限定のブルーベリーの3種類。1日約12~20台のホールケーキを焼くが、一番味わってほしいのはやはりコーヒー。カフェは現在、バリスタ志望の4人の若手も加わって活気を増している。福井さんは「ケーキを気に入ったらカフェにも来てほしい。おいしいコーヒーとできたてのチーズケーキを出しますよ」とほほ笑む。

 (長屋文太)

 

 アトリエリバーブ 岐阜市の柳ケ瀬商店街にあるバスクチーズケーキの持ち帰り専門店。カットケーキは650~700円。ホールケーキは4号が3000円、5号が4000円。正午~午後4時。不定休。徒歩数分のカフェリバーブでも買える。カフェは午前11時~午後6時。火曜定休。(問)カフェリバーブ058(338)2049