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【福井】空き家を簡易宿所に、内装は恐竜モチーフで 勝山で観光客増加と空き家対策に同時対応

ジャンル・エリア : まちおこし | 歴史 | 福井  2023年12月28日

ダイナソーゲストハウスの恐竜一色の部屋を紹介するオーナーの山場美千代さん(左)と数範さん

ダイナソーゲストハウスの恐竜一色の部屋を紹介するオーナーの山場美千代さん(左)と数範さん

 県立恐竜博物館など一大観光施設がある勝山市で今月、空き家を活用した簡易宿所がオープンした。“恐竜のまち”らしく、部屋を恐竜モチーフの調度品で飾っているほか、市内で唯一、複数団体が同時に泊まることが可能な、自宅利用による簡易宿所だ。観光客を受け入れる宿泊施設の増加や、人口減少による空き家対策が課題の市内で、その双方に対応する施設になっている。(平林靖博)

 簡易宿所は「Dinosaur Guesthouse(ダイナソーゲストハウス)」=昭和町3。築40年ほどの住宅の2階部分を改装し5部屋設けた。いずれも3~4人の家族連れを想定。室内にバス・トイレ付きの2部屋と、共用の3部屋があり、キッチンは全て共用と、客同士の交流の場にもできる。全室に恐竜のタペストリーを掲げたほか、恐竜のフィギュアを配したり布団カバーを恐竜柄にしたりと、恐竜好きの子どもをとりこにする部屋にしている。

 オーナーはこの家の1階に住む山場美千代さん(63)。夫の数範さん(64)が隣で一棟貸しの宿を経営し、夫婦で市内宿泊業をもり立てていく。簡易宿所は、数範さんの両親が住んでいた家や、運営していた店舗を利用。両親が亡くなり数年間空き家になっていたが、昨年、数範さんが県外から実家に戻り、空き家部分を解消しようと夫婦で思い立った。

複数の団体が宿泊して交流できるダイナソーゲストハウス=いずれも勝山市昭和町3で

複数の団体が宿泊して交流できるダイナソーゲストハウス=いずれも勝山市昭和町3で

 北陸新幹線が来春県内開業を迎える中、恐竜を目当てに来る観光客向けに宿泊施設を増やしながら、空き家対策に取り組む。廃材を利用して恐竜の形を取り入れたデザインの机を部屋に置くなど、持続可能な開発目標(SDGs)に配慮した環境づくりにも努めている。また比較的安価な利用料金にすることにも重点を置いていて、美千代さんは「家族で気軽に泊まれて、恐竜の部屋を楽しんでもらえたら」と話している。

 利用料金は3人で1万3800円(税込み)から、4人で1万8800円(同)から。各種宿泊予約サイトに掲載している。