【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【富山】筆さばき 鋳物で立体化 書家・森大衛さん作品表現 高岡の平和合金

【富山】筆さばき 鋳物で立体化 書家・森大衛さん作品表現 高岡の平和合金

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術  2024年01月24日

書を鋳物にした作品

書を鋳物にした作品

 高岡市の鋳造メーカー「平和合金」が同市金屋町で開いているギャラリー「Gallery陽峯(ようほう)」で、書家の森大衛(だいえい)さん(富山市出身)の書を鋳物で立体的に表現した作品を紹介する「一筆鋳立展」を開いている。3月10日まで。(武田寛史)

 メインは、書「藝(芸)」を鋳造で立体化したブロンズ鋳物作品。高さ約60センチ、幅約40センチ、奥行き約10センチで、筆さばきの勢いをそのまま表現している。塗装は見る角度によって色が変わって見える分光性塗料を使用した。 

 同社で鋳物の組み上げなどの仕上げを担当している窪田好伸さん(66)は「書道家の思いや勢いを金属の鋳物で表現するところにこだわった」と話す。会場にはこの作品を鋳造する時に使った鋳型も展示し、鋳造過程が見てわかるようにしている。

 森さんの仮名文字を鋳物にし、木を表現した金属に組み合わせて言葉にする作品「いろはの森」や、今年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだアート作品など約50点を展示している。

仮名文字を鋳物で表現した作品「いろはの森」=いずれも高岡市金屋町で

仮名文字を鋳物で表現した作品「いろはの森」=いずれも高岡市金屋町で

 森さんはテレビ番組「笑っていいとも!」のコーナー「目指せ!達筆王」に出演して全国的に知られる書家。会場には森さんの作品「日々鍛錬しいつ来るともわからぬ機会に備えよ」(NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で俳優松重豊さんが演じた「伴虚無蔵」のせりふ)や若い時に書いた作品と同じ文字を書いた「伝統と革新」なども展示している。

 minimalジュエリーデザイナーのふせさゆきさんの「かなあくせ」の展示販売もしている。

 同社ギャラリー担当の藤田恵子さんは「平面の書を鋳物にする面白さを感じてもらえれば。鋳造技術の高さも知ってほしい」と話す。

 営業時間は午前10時~午後7時。土日は休業。駐車場は金屋緑地公園駐車場。