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バンコク 文化が編む「交」響曲

2023年12月15日

 日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力50周年の節目に合わせ、タイの首都バンコクで10月下旬、日本の和楽器ユニット「MIKAGE PROJECT」によるコンサートが開かれ、足を運んだ。

 国際交流基金が「民謡」をテーマに企画した。「民衆の生活の中で生まれ、伝承されてきた音楽の新しい価値や可能性を追求する(日タイの)アーティストが出会うことで新たな交流が期待できると考えた」という。

 MIKAGE PROJECTは2020年12月に結成され、尺八、三味線、箏(こと)を演奏する3人のメンバーで構成。各地の民謡を現代風にアレンジし、その魅力を国内外に伝えている。コンサートでは、タイ東北部やラオスの伝統音楽「モーラム」に西洋やアフリカの音楽を融合させ、独自のジャンルを築いた歌手ラスミー・イサーン・ソウルさんも共演した。200人超の観客は、各地の伝統音楽が織りなす美しい調べに聞き入っていた。

 街を歩けば、そこかしこで日本文化の浸透を感じるバンコク。異なる文化が混じり合い、新たな価値を生む。そんな関係であり続けたい。 (藤川大樹、写真も)