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  3. 魅力再発見Thainess 厳かな仏教文化が息づくタイらしい景色の中を歩く

栄華を極めたアユタヤ王朝時代 過ぎ去りし景色を歩く
1350年にアユタヤ王朝を開いたウートン王の時代から417年にわたり33人の王といくつかの王朝が治めたアユタヤ。時代の移り変わりの中で築かれた数々の遺跡群は、建物に刻み込まれた生活の跡や爪痕が、当時の様子を今の人々に伝えている。そこから感じられる壮大な物語が寺院の魅力の一つではないだろうか。そんな数々の史跡を探訪する。

高さ72mの塔と鎮座する無数の仏座像 ワット・ヤイチャイモンコン

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 高くそびえるスリランカ様式のチェディ(仏塔)と大小さまざまな仏像が印象的なアユタヤの寺院。中でも涅槃像になじみの少ない日本人にとってその姿は驚きだ。

 ワット・ヤイチャモンコンはセイロン(現スリランカ)に留学中の修行僧たちのために初代ウートン王が建てた寺院。入り口からほど近い場所には白漆喰の涅槃像が印象的な黄色い衣をまとい鎮座している。中央にそびえる72mの巨大な塔は後の時代、ビルマ軍との勝利を記念して建てられたものだ。それらをぐるりと囲む座像は壮観ながら、安らかな表情には微笑みを感じられる。本殿ではみな蓮や線香とともに、金箔を仏様の身体に貼付けて祈る。身体の悪い部分と同じ箇所に貼れば良くなるという、願掛けの意味もあるそうだ。また、タイでは生まれた曜日によって祈る神様も違ってくるので、寺院巡りを楽しむ際には、自分の誕生した曜日を知っておくと良いだろう。

水面に映る美しい寺院と アユタヤ史跡巡りの進め

 アユタヤの西部にあるワット・チャイワッタナラームは、川岸に立つ美しい寺院だ。保存状態が良いというのもあるが、開かれた立地と水辺のロケーションが素晴らしい。四方を4基のプラーン(塔堂)から伸びる回廊が囲み、中央の主塔からは川に向かって道が続く。日中の景色もさることながら、寺院が朱色に染まる夕暮れや、夜のライトアップもぜひ楽しみたい。

 近くには寝仏の寺と呼ばれるワット・ロカヤスタもあり、40mを越える大きさの巨大な涅槃像は一見の価値がある。アユタヤには歴代の王が建てた寺院が400以上もあるといわれ、どこから見て回るかも迷う所。そのため寺院巡りはツアー利用や専門ガイドを雇い、車をチャーターして巡る方法がおすすめ。バンコク宿泊でも時間を気にすることなく観光を楽しむことができる。

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企画・制作/中日新聞広告局

2015年05月11日

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