【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【富山】すくすく きょうだい8羽 ファミリーパークのライチョウ

【富山】すくすく きょうだい8羽 ファミリーパークのライチョウ

ジャンル・エリア : テーマパーク | 動物 | 富山 | 生き物  2020年08月20日

生後2週間が経過し、順調に成長するニホンライチョウのひな=富山市ファミリーパークで(同パーク提供)

生後2週間が経過し、順調に成長するニホンライチョウのひな=富山市ファミリーパークで(同パーク提供)

 富山市ファミリーパークは、今月上旬に人工ふ化で生まれた国天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウのひな8羽の成長ぶりを来場者が確認できるモニターを、同パークのライチョウ舎観覧通路と自然体験センター1階回廊の2カ所に設置した。

 成長過程を映すモニターを設置するのは初めて。現在はふ化直後、1日目、10日目の様子をまとめた動画を公開している。今後は10日ごとに映像を更新していく。担当者は「来園した方にひなが成長していく様子を見てもらって、ライチョウの現状を知るきっかけになってもらえれば」と話している。

 同パークによると、ひな8羽は今月4日から5日にかけて誕生。DNA鑑定の結果、雄が3羽、雌が5羽と分かった。4羽ずつ2つのグループに分けて飼育し、ニワトリのひな用の配合飼料やコマツナ、リンゴを細かくした餌を1日4回食べている。

 18日現在で体重は37.5~58.8グラムと、ふ化した時に比べ2~3倍に増え、順調に成長している。 (長森謙介)