日本が世界に誇る銘酒を求めて
2011年10月11日
名湯・作並温泉に「ニッカウヰスキー」の工場があるのをご存知ですか?
ニッカウヰスキーの工場は、国内ではここ仙台の「宮城峡蒸留所」と
北海道の余市の「余一蒸留所」の二か所なのです。
スコットランドでブレンドの真髄を学んだ竹鶴政孝氏が、
「複数の蒸溜所があれば個性の異なるモルトが生まれ、
ブレンドによってウイスキーのおいしさは限りなく広がる」との
思いから、北海道余市に続いて選んだのが、この宮城県。
緑豊かな環境と、澄んだ奥新川の清流が、世界一の味を生み出します。
今回、私がこちらを訪れたのは、海外に暮らす友人から
「世界一のウイスキーをゲットせよ」との依頼を受けたため。
こちらが、その噂のウイスキー「竹鶴21」です。
英国のウイスキー専門誌による
ワールド・ウイスキー・アワードで
世界最優秀賞にあたる
「BEST OF BLENDED MALT WHISKY」を
4年連続で受賞しています。
まさに、日本が世界に誇る銘酒なのです。
ちなみに...。
スコッチ、バーボン、アイリッシュ、カナディアン、
そしてジャパニーズをくわえて、
「世界5大ウイスキー」といわれます。
すごいぜ、ジャパニーズ!
ただお買いものをするだけではつまらない!ということで、工場見学させていただきました。
こちらの待合所で、出発を待ちます。
見学ツアーは、15分から20分ごとに行われます。
きれいなお姉さんの後に続き、ウイスキー製造の工程を見学します。
こちらは、キルン塔。
ピート(泥炭)を乾燥させる場所。
このピートによって、
ウイスキー独特の
スモーキーフレーバーが
でるのです。
しかし、立派。
←
これが
ピート。
燻した
香りがします。
あたりまえか。
そして仕込棟へと参ります。
ここは、実際に
ウイスキーを仕込んでいる場所。
ワクワクします。
ちなみに、ハイボール人気とともに
こちらの工場見学者も
急上昇中なのだとか。
たしかに、この夏は
「ビールよりハイボール」といった
御仁も多かったのでは?
中央制御室。こちらで、すべてを管理している、いわば心臓部。
ハイテクですな。
発酵槽では、麦汁に酵素を加えてアルコールに変えます。
このポットスチルで、アルコールを取り出します。
この時点では、ウイスキーは無色透明なのです。
それがあの琥珀色に変わるのは...。
こうして樽に詰められ、何年もかけて熟成させられるから。
樽の中では、こうして熟成されていきます。
左から右に向かって、色づいているのがわかりますよね?
長い長い時間をかけて、ウイスキーは私たちにその芳醇な香りを届けてくれるのです。
さぁ、工場見学の後は、お楽しみの試飲ターーーイム!
「鶴17」などのお酒をいただくことができます。
が!私はドライバーなため、お水をいただきました。
ウイスキーづくりにも使われるお水、おいしかったなぁ。
試飲の後は、ショッピングタイム。
息子は、コーヒービーンズチョコレートをチョイス。
どうしてもこの樽が欲しかったらしい。
私はもちろん、「竹鶴21」を。(友人用ですけどね・・)
ちなみに。この「竹鶴21」。私もご相伴にあずかりました!
すっきりとクリアな味わいで、実をいうとウイスキーがあまり得意でない私も
美味しくいただくことができました。
以上、ニッカウヰスキー工場見学の巻きでした。
- 岡沼 美樹恵
高校生の時に仙台の地を踏む。当時”ガンズ・アンド・ローゼス”のギタリスト・スラッシュのヘアスタイルにするほどロックにのめり込む。
大学卒業後、東京での出版社勤務を経て、仙台でフリーライターに。
テレビ誌、地元情報誌などでアーティストインタビュー、映画レビューなどを担当。ほぼ毎日のように届く音楽サンプルに埋もれ、あれもこれもと手を出すうちに、どんなジャンルが好きなのか分からなくなって、現在カオス状態。
かつては、かなりの酒豪を自認し、寝酒に焼酎をラッパ飲みしていたが、年齢とともに衰え、今では数杯で大トラに(まわりのみなさん、ごめんなさい!)。
趣味は、帽子集め&休日のお出かけ。
アウトドア、グルメなど楽しいことを求めて、愛車のマーチ号改め、ノートを走らせている。
夢は「世界グルメツアー」に出ること。
これでも一応、一児の母。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。