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北京 縁起担ぎ 楽じゃない

2016年05月02日

 中国は数字にちなむ縁起担ぎが多い。最も好かれるのは「8(パー)」。発財(ファーツァイ)(お金がたまる=幸せになる)の「発」と音が似ているから。2008年北京五輪は8月8日午後8時に開幕した。

 嫌われるのは「4(スー)」。日本と同じく「死(スー)」と発音が一緒のため。私の住むマンションは4階と14階が存在しない。おまけに外国人に配慮して13階もない。私は17階に住んでいるが、実際は14階となる。

 北京に赴任して携帯電話を購入した際は、電話会社の女性スタッフに「番号に『4』が入ってるけど、いいかしら? 『6(リウ)』もあるから勘弁して」と言われた。六六大順(リウリウダーシュン)(すべて順調)という言葉があり、6は8の次に人気がある。

 最近、知人の中国人と食事をすると「息子が嫁をもらうので、結納金が必要になる」という。新郎側の家庭が新婦側に支度金を払う。

 金額を尋ねると「6.8万元(約120万円)にする」。中途半端なようだが、幸せを願っての数字。「ただ、相手の家は8.8万元にしてほしいようなんだ・・・」。縁起担ぎもなかなか大変だ。

 (平岩勇司)

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