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ソウル 1219の不思議な因縁

2018年06月08日

 韓国の人は数字が好きなようだ。例えば、主な事件は数字で呼ばれることが多い。1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争は一般的に「6・25(ユギオ)」で、日本の植民地時代に起きた独立運動を記念した祝日は「3・1(サミル)節」が正式名称だ。

 「○日ぶり」という表現もよく見る。2014年に韓国南西部沖で沈没して304人が犠牲となったフェリー「セウォル号」が昨年ようやく引き揚げられた際には、「1073日ぶりに水上に」などと報道された。

 先日は、収賄の疑いで逮捕された元大統領の李明博(イミョンバク)容疑者と一審で有罪の前大統領朴槿恵(パククネ)被告の収容者番号の因縁が話題を呼んだ。李容疑者は「716」、朴被告が「503」で、足すと「1219」。くしくも2人が大統領選に当選したのが12月19日だったからだ。大統領選の投票日は水曜とされ、任期5年に関係する巡り合わせだ。

 李容疑者は、誕生日も結婚記念日も12月19日だとか。人生で最も幸せな記憶のある日が、自身の収容者番号で注目を浴びていることを拘置所の中で知ったらと考えると、少し気の毒になった。 (境田未緒)

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