ジャンル・エリア : 三重 | 川 | 生き物 | 自然 2023年06月05日
透明度の高さから人気を集める紀北町の銚子川で4日、アユ釣りが解禁された。銚子川漁協によると、2、3両日の大雨で釣り場の状態が今ひとつだったことも影響し、初日は10人ほどと釣り客は少なめだった。9月中旬まで、おとりのアユを使う「友釣り」が楽しめる。
大雨の影響で水流が強まり、アユの餌となる岩に付着したコケ類が流されたため、この日は隠れたままのアユが多かったという。漁協は1週間ほどでの改善を見込んでいる。
釣り客らはそれでも、下流から中流に場所を変えるなどして約15~17センチのアユを釣り上げていた。大台町下真手から訪れた小売業の男性(42)は「釣果は半日で15匹とまあまあ。初めて来たが、川がきれいで良い」と話した。
アユ釣りには漁協の承認証が必要で、1日券は3000円(13日までは4000円)、シーズン通しての券は1万円。下流沿いの漁協の監視所(紀北町便ノ山)などで扱っている。おとりのアユも監視所で1匹600円で購入できる。(長尾祐樹)