ジャンル・エリア : イルミネーション | 岐阜 | 花 2020年04月08日
下呂市和佐の県天然記念物「苗代(なわしろ)桜」がほぼ満開となり、ライトアップされた光景がアマチュアカメラマンらを引き付けている。
高さ30メートルと25メートルの2本の桜で、地元の住民団体「苗代桜を守る会」によると、ここ10年で最も早い3月30日に開花した。水を張った田んぼ近くにあり、ライトアップされた夜桜が水面に逆さに映り込み、幻想的な表情を見せている。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲食ブースを出店するのは中止した。守る会会長の細江洋一郎さん(62)は「ライトアップも中止にするという意見もあったが、せめて、この夜桜だけは見てほしかった」と話した。
ライトアップは午後6時半から9時まで。守る会によると、天候にもよるが、12日ごろまで楽しめそうだ。
(吉田幸雄)