2009年06月26日
米サンフランシスコ日本人街の桜祭りが4月の第2、第3週末の4日間、開催される。生け花や茶道、武道といった日本の伝統文化が披露され、屋台も楽しみ。ハイライトはパレードだ。
残念なことに、ことしは不況の影響が大きい。寄付の申し出が例年より4割も少なく、会場となるホテルの広間や会議室の費用を節約せねばならない。そこで目をつけたのが、日本人街にある日系団体の会議室や体育館。代用できないかと調整を進めている。
ただ、その多くは既に利用予約が入っていたり、月に1度の理事会で合意を得ねばならなかったり。調整は、祭り直前まで混乱しそうだ。上演や展示を目指していた同好会の一部は、発表の場を失うに違いない。
今年も、桜祭りをもり立てようと、日本から自費で渡って来る団体がある。地元としては見栄えのする舞台を提供したいところだが、どのような代替施設を確保できるか、心配だ。
(岡田幹夫)