2014年08月03日
バンコクの地下鉄チャトチャック公園駅。名物「週末マーケット」の最寄り駅に当たる。ホームから地上に上がるエスカレーターまで、壁や柱に本田圭佑選手らサッカーW杯日本代表の写真や<アジアの代表、日本を応援しよう>と書かれたポスターが掲示されている。
タイはサッカー人気が高く、レストランやバーで海外サッカーが放映されている。日本代表への関心はどうか。この駅で30人ほどに聞いてみたら、6割が本田選手を知っていた。「サッカーは見ないけど本田は格好いいから知っている」と女子大生。
次にポスターの呼び掛けのように「日本を応援している」のかどうか。「昔から日本チームのファン」と男性会社員(25)。女性会社員(26)は「アジアのチームで最も優勝が狙える」と期待し、20代男性は「日本はチームワークが他のチームに比べてまとまっているので好き」と話した。だが「応援している」と言ったのは3分の1の10人だった。
タイはW杯に出場しておらず、日本ほどの盛り上がりがないせいもあるのだろう。それだけに日本代表には、タイ国民の目を引きつけるような躍進を期待したい。(伊東誠)