ジャンル・エリア : イベント | エンタメ | 静岡 2018年10月22日
精密機械製造業の町工場を舞台としたテレビドラマ「下町ロケット」の撮影グッズが、掛川市役所1階ロビーにお目見えした。ロケ地となった特殊精密金属加工業の桂川精螺(かつらがわせいら)製作所(東京都大田区)の主力工場が掛川市高御所にあり、話題性を同市のPRに活用してほしいと申し出た。撮影で使用した作業着や台本、出演者のサイン色紙などが並ぶ。
ドラマは、町工場の佃製作所が技術力で大手企業と渡り合う筋書き。桂川精螺製作所取締役の大嶌達士郎さん(40)によると、ロケットのように見える本社工場の広告鉄塔が撮影監督の目に留まりロケ地に決まったという。14日から続編の放送が始まったが、掛川市役所には前回放送時(2015年10~12月)のグッズが、12月25日まで展示される。
同社は、ねじやボルトなどの自動車部品を製造する。本社工場から掛川工場に製造部門の移管を進めており、大嶌さんは「ドラマのおかげで上がった知名度を、従業員の雇用にもつなげたい」と述べた。浅井正人副市長は「日本のものづくりを支える地元企業として応援していきたい」と話した。
(赤野嘉春)