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【静岡】「ロミジュリ」掛川版喜劇 公募の生徒ら公開稽古

ジャンル・エリア : イベント | エンタメ | 芸術 | 静岡  2018年10月01日

プロの俳優と稽古に励む掛川市の中学生ら=掛川市掛川の大日本報徳社で

プロの俳優と稽古に励む掛川市の中学生ら=掛川市掛川の大日本報徳社で

 掛川市や二宮尊徳の報徳思想にゆかりある言葉を盛り込んだドタバタ喜劇を展開する「ふじのくに野外芸術フェスタ2018in掛川」が10月13、14の両日、掛川市中心部の大日本報徳社で開かれる。プロの俳優や音楽家とともに、公募で選ばれた市民8人が太鼓やコーラスなどで盛り上げる。公開稽古が29日、本番と同じ報徳社広場であった。

 上演作品は「掛川版ロミオとジュリエット」。報徳社に立ち並ぶ道徳門と経済門を、「ロミ男」と「樹里恵」になぞらえたパロディーで、両親の反対にめげず結ばれる恋物語に仕上げている。演者と観客が「おおっと」「ええっと」「ええじゃないか」と掛け合いする場面もあり、子どもから大人まで楽しめる。公募では市内の中学生6人と社会人2人が選ばれた。

 公開稽古では、中学生が和太鼓を演奏したり、段ボールで作った二宮尊徳の顔を掲げて話している様子を演じたりした。掛川東中1年の宮崎真衣さん(13)=同市杉谷南=は「ストーリーがユニークで演じていても楽しい。プロの方々はせりふ覚えも早く、配役を自分のものにしている」と感心していた。

 同フェスタは、県舞台芸術センター(SPAC)が、演劇を身近に感じてもらおうと毎年秋に開催する野外劇。13日は午後1時から、14日は午後1時と午後3時30分からの2回上演し、終了後はトークセッションが予定されている。入場無料。(問)SPAC=054(203)5730

(赤野嘉春)