ジャンル・エリア : イベント | サブカルチャー | 愛知 2021年02月01日
新旧の名作映画を上映する「第19回とよはしまちなかスロータウン映画祭」が31日、豊橋市西小田原町の穂の国とよはし芸術劇場プラットで始まった。開幕イベントでは、俳優の佐藤浩市さん(60)がゲスト出演し、映画やテレビドラマでの制作秘話を語った。
佐藤さんは2014年、トヨタ自動車の創業をモデルにしたドラマ「LEADERS(リーダーズ)」のロケで同市を訪れている。「共演者と(豊橋)駅前の居酒屋に出掛けたとき、町や店の人が温かく出迎えてくれた」と振り返った。
また毎朝、父で俳優だった故三国連太郎さんの仏壇の前で、家族の健康と「良縁」を願っているというエピソードを披露。「自分の欠けているところがあるとき、それを埋めてくれる本や作品、人との出会いがあったから成長できた。出会いがどれほど大切か」と、熱い思いを語った。
新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされる映画業界にも触れ「この先にどうなるのか分からないが、いいことが待っていると信じて頑張りましょう」と呼び掛けると、訪れた550人から拍手が起こった。
映画祭は21日まで。国内外の新旧作品が上映されるほか、トークイベントなどもある。新型コロナの影響などで開催について変更が生じた場合、映画祭ホームページなどで随時情報を発信する。(問)映画祭実行委事務局=0532(52)9980
(斎藤徹)