ジャンル・エリア : 生き物 | 自然 | 近畿 2022年06月06日
ゲンジボタルがフワッと優しい光を放ち漂う。米原市長岡を流れる天野川と付近一帯を乱舞し、初夏の夕闇に美しい光景をつくりだしている。
市の観光振興団体「びわ湖の素DMO」によると、一帯は国の特別天然記念物「長岡のゲンジボタルおよびその発生地」に指定されている。風がなく、じめじめとした蒸し暑い日が観賞に適し、10日ごろまで観察できるとみている。
好天に恵まれた4日は、家族連れや写真愛好家らが多く訪れた。日没後に草むらから現れたホタルの無数の光に歓声を上げ、幻想的な光景を楽しんだ。夫婦2人で訪れた彦根市の男性(69)と妻(53)は「新型コロナウイルス禍の中、ホタルが見られて癒やされた。自然って良いですね」と話した。(松田雄亮)