ジャンル・エリア : 三重 | 城 | 自然 | 花 2022年07月06日
「古代ハス」として知られる大賀ハスが、玉城町田丸の田丸城跡の内堀などで薄桃色の優美な花を開き、地域住民や訪れる人たちを楽しませている。
大賀ハスは、1951年に千葉市の縄文遺跡で発掘されたハスの実を発芽させた品種で、夏に24~28センチほどの花を咲かせる。
玉城町には三十数年前に住民から寄贈され、2007年、田丸城の築城670周年を記念して内堀に移植された。町役場西側の内堀約150平方メートルと、玉城中学校近くの約30平方メートルの池で目にすることができる。
花は8月上旬ごろまで咲く見込みだが、ピークは7月中旬ごろまで。昼過ぎに閉じていくため、朝早い時間帯の観賞がおすすめという。
町観光協会の担当者は「内堀いっぱいに咲く様子がとてもきれいなので、城跡の風景と合わせて楽しんでほしい」と話した。
(鈴木沙弥)