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【滋賀】宮城の被災地を定点撮影 草津でパネル写真展

ジャンル・エリア : 展示 | 近畿  2022年11月02日

宮城県内の被災地を定点撮影したパネルなどを集めた会場=草津市西渋川のエイスクエアで

宮城県内の被災地を定点撮影したパネルなどを集めた会場=草津市西渋川のエイスクエアで

 東日本大震災後の宮城県内の復興状況と街の移り変わりを伝えるパネル写真展「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。2022」が、草津市西渋川のエイスクエアで開かれている。6日まで。無料。

 発生直後と2~5年後、10年後の3回、被災現場を定点撮影した写真を、B2判のパネルと縦2メートルのタペストリーにし、約30点展示。写真は仙台市の市民団体が保存。土砂や廃車、がれきで埋まった仙台市の道路が復旧する様子や、津波が襲った南三陸町の警察官舎が取り壊された後にできた薬局などを写している。

 防災拠点施設や避難所の在り方を研究している元大学職員、志麻克史さん(51)=草津市大路=が主催し、京都に続き2カ所目の開催。志麻さんは「建物は復旧しても、今も震災前の暮らしに戻れない人がいる。想定される南海トラフ地震に備え、東日本大震災の教訓に向き合って学んでほしい」と話した。

 (北村太一)