ジャンル・エリア : 展示 | 生き物 | 甲信越 2023年04月05日
桜が見頃を迎えた安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、赤と白の透明なうろこを持つ「桜金魚」が特別展示され、花見に訪れた人たちを楽しませている。5月7日まで。
1996年に交配の新品種として承認された「桜錦(さくらにしき)」が桜の名を持つ金魚の始まり。その後、さまざまな品種で桜色の体色を持つ桜金魚が作られるようになったという。
展示しているのは、あづみの学校・理科教室。淡い体色が桜の花のように見える桜錦をはじめ、彗星(すいせい)のような長い尾が特徴の「桜コメット」、桜模様の「桜琉金(さくらりゅうきん)」など5品種・20匹ほどが風に舞う花びらのように水槽内を元気に泳ぎ回る。
屋外では今、エドヒガン、コヒガン、枝垂れ、ソメイヨシノといった桜が満開で、この後も遅咲きの品種が次々とリレーのように咲く。
松川村の親子連れは「枝垂れ桜がきれいでお弁当を楽しみました。金魚もかわいい」とにっこり。園の担当者は「桜金魚の体の色や模様の違いを楽しんでもらえたら」と観覧を待っている。
観覧無料。別に要入園料(中学生以下無料)。期間中、10、17日は休み。(問)同地区の公園管理センター=0263(71)5511
(逢沢哲明)