ジャンル・エリア : 展示 | 生き物 | 甲信越 2023年02月22日
もうすぐ3月3日のひな祭り―。安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、「水中のおひなさま」と銘打ち、その名も「ヒナハゼ」と呼ばれるハゼ科の魚が特別展示されている。3月5日まで。
ヒナハゼは静岡県以西の本州、四国、九州、台湾、インドネシアなどに分布。河川の下流域から河口の汽水域にかけて生息する。体長3センチと小さいことからこの名があり、体の黒斑が市松模様に見えるため「イチマツハゼ」の別名もある。
あづみの学校・理科教室の水槽内のひな壇には、小さなガラス細工の男びなと女びな、ウサギやキツネ、リスやフクロウといった山の生き物の「三人官女」「五人ばやし」が飾られ、十数匹のヒナハゼが戯れるように泳いでいる。
担当者は「かわいい魚と水中のひな人形で『桃の節句』を楽しんで」と話している。観覧無料。別に要入園料(中学生以下無料)。(問)同地区の公園管理センター=0263(71)5511
(逢沢哲明)