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【愛知】岩倉桜まつり、5年ぶり復活へ 3月29日から五条川河畔で開催

ジャンル・エリア : まつり | 愛知 | 自然 |   2024年01月30日

2019年の岩倉桜まつりで山車と桜の競演を楽しむ花見客=岩倉市の五条川で

2019年の岩倉桜まつりで山車と桜の競演を楽しむ花見客=岩倉市の五条川で

 日本の「さくら名所100選」に選ばれている岩倉市の五条川河畔を会場にした「岩倉桜まつり」が3月、5年ぶりに復活する。約40万人が訪れる市最大の催しで、新型コロナの感染拡大防止で中止が続いたが、主催の市と市商工会が開催を決め、26日に発表した。

 開催は3月29日から4月7日までの10日間。五条川には約1300本の桜が植えられ、両岸から伸びた枝がピンク色のアーチをつくる光景が見どころだ。ライトアップされた夜桜や、散り際に花びらが川面を覆う「花いかだ」も楽しめる。

 まつりがなくても大勢の花見客が訪れることから、市は昨年も「まつりを開いた場合はさらに多くの来場者が見込まれ、密集を回避できない」と中止を決断していた。再開する今年は、中止期間の状況を踏まえて内容を一部変更する。

 飲食の出店は土日のみとし、川沿いに150店以上並んでいた露店は八剱憩いの広場と東町休憩所の2カ所に集約。下本町のお祭り広場では、市内の飲食店が地元をテーマにしたグルメを提供する。

 学校の校庭などに設けていた臨時駐車場は、周辺の渋滞が課題となっていたことから原則として廃止し、公共交通機関の利用を呼びかける。また、まつり期間中に設置していたぼんぼりは、桜の保全の観点からとりやめる。

 市商工観光課の担当者は「これまで来ていた人、新たに来る人、双方に楽しんでもらえるまつりにしたい」と話す。 (小中寿美)