定義さん
2010年11月11日
仙台市内には、全国的にも有名な2つの温泉地があります。
そのひとつが作並温泉。今回は、仙台市中心部から作並温泉に向かう途中に
ある定義に向かうことにしました。
定義と呼ばれる地域は非常に狭い地域なのですが、見どころの多いこと!
まずは、「定義さん」の由来ともなっている定義如来浄土宗極楽山西方寺へ。
平家が壇ノ浦の戦いに敗れた後、平貞義公がこの地に隠れ、その名を「定義」と
改めたことが始まりとされています。
良縁、子宝、安産の
御利益があるばかりか、
一生に一度のお願いなら
必ず叶うそう。
...どうしよう。
いっぱいお願いしすぎて
一生に一度が
もうない(泣)
これは「子授け人形」。
子宝を願う男女が
定義さんを詣で、
お寺で一体の子授け
人形を借り、懐妊後に
二体にして
お返しするもの。
子宝を願う方は是非!
定義如来本堂から細い通りを渡ると、そこには五重塔が見えてきます。
定義のシンボルともいえる存在で、平貞義公への報恩感謝とその供養、
人類の恒久平和を願って建てられたものです。
素敵な
日本庭園。
ホッとする
光景です。
池には鯉がいっぱい。
エサも売られていますので
しばし鯉と遊ぶのも
いとをかし。
「はやくエサくれよぉ」
って言われてる感じが
かわゆいです。
さて。魚としばし戯れた後は、同じ敷地内にある「からくりシアター 玉手箱」へ。
入場は無料です。
この「玉手箱」、無料とは思えぬほどの充実ぶり。
ざざっとご紹介をしましょう。
引き出しを開けると、
この地方の方言や
子守唄など
定義の昔からの
「声」を聞くことが
できます。
覗き込むと、
本当の自分が見えるという
鏡。
...私は、ひょっとこですわ。
定義さんの
由来。
ものすごく
神々しい
絵です。
おみくじはなんと「自動」ですよ。
時代ですなぁ。
マジックシアター。ホログラムの浄土くんが、定義さんのお話を楽しく聞かせてくれますよ。
さてさて。玉手箱を出たら、お隣の茶屋「やすらぎ」で一服と参りましょう。
ここでは、300円で御抹茶と御菓子をいただくことができます。
風流ですな。お作法が苦手でも、こうして肩ひじ張らずにお茶をいただくことができるのは
嬉しい限りです。
続いては、貞義堂へ。
旧本堂で、平貞義公の
墳墓の上に
建てられています。
三門の彫刻は
とても立派!
門を守る
風神・雷神とともに、
ぜひぜひ
じっくりとご覧ください。
↑ これが旧本堂。
中まで入ることができますよ。
旧本堂の裏手には
「連理の欅(けやき)」があります。
この地に逃げた貞義公が
安徳天皇の遺品を埋め、
その上に2本欅の木を植え、
それがやがて一本の木として
結ばれました。今は、そこから
新しい木も生えていることから、
縁結び、子宝の御神木として
広く知られるようになりました。
絵馬をかける方も
大勢いらっしゃいます。
余談ですが、私の友人も
ここに詣でて良縁に
恵まれました。
偶然かもしれないけど。。
さーて。いろいろお参りもしたことですし、 お楽しみの美味しいもの探訪へ参りましょう。
まずは、焼き団子。
私のお気に入りは草ですが、
この日はかぼちゃをチョイス。
季節ものですしね。
いつ食べてもウマー (゚Д゚ ) です。
続いてうどん。「定義うどん」として、お土産でも売っています。
つるつるシコシコとした麺が秀逸! おつゆもダシがきちっと効いていて
上品な味わいなのです。
〆は肉巻きおにぎり。
どんだけ食べンだよ! って感じですよね。今、こうしてブログとして書いてみて
改めて己の胃袋の大きさに愕然。でも美味しいんだもの。
仕事柄、各地で
いろいろ美味しいものを
いただきますが、
肉巻きおにぎりは
この定義が一番!!
絶対に欠かさない
必須グルメです。
と、さんざん食べ倒した後は、車を走らせて作並へと参りましょう。
...と、この続きは次回へ!!!!
...ちなみに。。。。。この旅一番のヒットが、お坊さんのフィギュア(?)
歯がかわいい。
- 岡沼 美樹恵
高校生の時に仙台の地を踏む。当時”ガンズ・アンド・ローゼス”のギタリスト・スラッシュのヘアスタイルにするほどロックにのめり込む。
大学卒業後、東京での出版社勤務を経て、仙台でフリーライターに。
テレビ誌、地元情報誌などでアーティストインタビュー、映画レビューなどを担当。ほぼ毎日のように届く音楽サンプルに埋もれ、あれもこれもと手を出すうちに、どんなジャンルが好きなのか分からなくなって、現在カオス状態。
かつては、かなりの酒豪を自認し、寝酒に焼酎をラッパ飲みしていたが、年齢とともに衰え、今では数杯で大トラに(まわりのみなさん、ごめんなさい!)。
趣味は、帽子集め&休日のお出かけ。
アウトドア、グルメなど楽しいことを求めて、愛車のマーチ号改め、ノートを走らせている。
夢は「世界グルメツアー」に出ること。
これでも一応、一児の母。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。