名湯なのに、温泉にひとつもつからない作並旅
2010年12月10日
定義さんを後にして、向かったのは、
全国にその名を知られる名湯・作並温泉。
国道48号線を仙台から山形方面へ車を走らせると、巨大こけしがお出迎え。
開湯200年の歴史を持ち、その発見は奈良時代の高僧・行基によるものだ、
いや、源頼朝によるものだ...と、諸説あるようです。
作並温泉の玄関口・作並駅。
「いらっしゃいませ」「またどうぞ」のジャンボこけしがかわいいっ!
ここは、交流電化発祥の地なのだそうで、それを示す看板と石碑が建っています。
*交流電化とは、鉄道の電化方式のひとつなのですが、難しいことは割愛!
駅の中では、こけしが売られています。
エキナカでこけしが買えるなんて、ステキじゃありません?
さてさて。
作並駅を離れて、温泉街へ向かってぶらりと歩いて参りましょう。
かつて、仙台藩がおいた宿場町には番所が置かれていた場所です。
今は、住宅街になっており、
「山神」さまの石碑が往時を偲ばせるのみ。
しばらく歩いて行くと、畑仕事していたお父さんに「クマ出るから、気をつけろよー」と
声をかけられました。ちょっとドキドキ。
しばし歩を進めると、湯渡戸橋(ゆわたどばし)にたどり着きます。
Wikipedia によると「湯渡戸という坂のそばに温泉があり、
石などで囲って近在の者が入湯した」とあるので、ここが作並の起源だったのかなぁ、
などと思いつつ、下をのぞいてみると
もういっこの橋が!
これが、旧湯渡戸橋です。
そこから、眼と鼻の先にあるのが「作並湯の駅 ラサンタ」です。
ここは、作並観光の拠点として2年前にオープン。
足湯も無料で楽しめるのですが、私の目的は、この「温玉ソフト」(350円)!
ソフトクリームに温泉卵が乗っているという
かなり「えー!?」なスイーツですが。。。
食べてみてびっくり! カスタードクリームの味。
めっちゃ(゜Д゜)ウマー なのですよ。
そして最後は、やっぱり「こけし」で〆。
平賀こけし店さんです。
こけし工人の平賀輝幸さん。
こけしのこと、たくさんお話させていただきましてありがとうございます。
この日、我が家に仲間入りとなった
こけしちゃん。
愛嬌がありますでしょ。
平賀さんの
創作こけしも
スーパーキュート!
作並の思い出に
ひとついかがですか?
以上、「名湯なのに、温泉にひとつもつからない作並旅」終了!
- 岡沼 美樹恵
高校生の時に仙台の地を踏む。当時”ガンズ・アンド・ローゼス”のギタリスト・スラッシュのヘアスタイルにするほどロックにのめり込む。
大学卒業後、東京での出版社勤務を経て、仙台でフリーライターに。
テレビ誌、地元情報誌などでアーティストインタビュー、映画レビューなどを担当。ほぼ毎日のように届く音楽サンプルに埋もれ、あれもこれもと手を出すうちに、どんなジャンルが好きなのか分からなくなって、現在カオス状態。
かつては、かなりの酒豪を自認し、寝酒に焼酎をラッパ飲みしていたが、年齢とともに衰え、今では数杯で大トラに(まわりのみなさん、ごめんなさい!)。
趣味は、帽子集め&休日のお出かけ。
アウトドア、グルメなど楽しいことを求めて、愛車のマーチ号改め、ノートを走らせている。
夢は「世界グルメツアー」に出ること。
これでも一応、一児の母。
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