【本文】

  1. トップ
  2. コラム
  3. 花紀行
  4. 名古屋市・荒子川公園のサクラ

コラム 花紀行

名古屋市・荒子川公園のサクラ

名古屋市・荒子川公園のサクラ

寒かった2月が嘘のように、
温かい陽気が続く3月。

気になるサクラの開花も、
当初の予報からかなり前倒しとなり、
名古屋の開花は3月19日(気象庁)と、
平年より7日、昨年より9日も早まりました。

そこで、
約1000本のソメイヨシノが植栽されており、
3月21日にブログで「ソメイヨシノ開花宣言」を行った
荒子川公園へ出かけてきました。

↑「荒子川公園案内図」。
 管理事務室のあるガーデンプラザ近くにあった全体図。

荒子川公園は、
荒子川の両側約1キロメートルにわたって広がる
面積約26ヘクタールの総合公園。

敷地内をあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)が通っており、
北端には「荒子川公園駅」があります。

↑あおなみ線「荒子川公園駅」下の桜並木。
 ソメイヨシノよりも1週間ほど開花が早いコシノヒガンザクラです。

↑コシノヒガンザクラ。
 ぱっと見たところでは、ソメイヨシノとあまり区別がつきませんが、
 若干、華奢な感じがします。

↑川沿いのソメイヨシノはまだ2分咲きぐらい。
 橋(荒子川パークブリッジ)の上からは、
 あおなみ線が走る様子も見ることができます。

↑川べりでは、思い思いに敷物を広げて花見を楽しむ人も。

↑ソメイヨシノ。
 「これから思いっ切り咲くぞ~」という
 エネルギーが感じられます。

↑花が白くて、葉も同時に出ているから、
 オオシマザクラかな。

川沿いの桜並木は約1キロメートル。

かなり南へ下ったところで、
1本だけひときわ目立つ満開のサクラが。

↑オカメザクラです。
 早咲きの品種で、すでに散り始めていました。

↑ピンクの花びら、濃いめの花心が華やかです。

ほかにも、
園内には見ごろの花がいっぱい。

特に、
ガーデンプラザの南側にある日本庭園は、
まさに春らんまんの雰囲気が漂っていました。

↑ヒカンザクラ(緋寒桜)。
 早咲き品種なので、もう散り始めていましたが、
 ぶら下がるように咲いたショッキングピンクの花がかわいくて、
 思わずパチリ。
 

↑ベニシダレザクラ。
 天から降り注ぐ薄紅色の花が可憐で、
 かなり長いこと見入ってしまいました。

↑ハナモモ。
 濃紅色のゴージャスな花です。

↑日の光に透けて、きれいなレンギョウ。

↑満開のユキヤナギ。

↑競うように咲いていたクサボケ。
 真っ赤な花びらがつややかです。

↑和紙の原料になることで有名なミツマタ。
 花は、こんなにかわいらしいんですね。

あおなみ線と国道23号線に挟まれたわんぱく冒険広場には、
1本にシモクレンとハクモクレンが咲く木もあります。

↑シモクレンとハクモクレンが一緒に咲く不思議な木。

隣同士に生えていたシモクレンとハクモクレンが
歳月をかけて合体したのではともいわれますが、
真相は、公園のスタッフの方もわからないそうです。

↑ガーデンプラザ西北のサンクガーデン。
 ポピーやパンジー、クリスマスローズなどが咲き乱れ、
 とってもにぎやか。
 ベンチでくつろぐ人たちにも、優しい空気が漂います。

荒子川公園では、
各種サクラやヒトツバタゴ、フジ、バラ、ラベンダーなど、
これから花いっぱいの季節を迎えます。

4月8日までは「さくらまつり」、
5月27日までは「はなさんぽ」として期間を定め、
土日や祝日には楽しいイベントが予定されているそうです。

デートやお出かけ先の候補に加えてみてはいかがですか?

取材日:2018年3月24日

DATA

荒子川公園

愛知県名古屋市港区品川町2-1-1
TEL:052-384-8787
※入園自由
※ガーデンプラザは午前9時~午後4時半開館。
 毎週月曜(祝日の場合はその翌日)と第3水曜(祝日の場合は第4水曜)、
 年末年始は休館。
※「荒子川公園さくらまつり」は、平成30年3月29日(木)~4月8日(日)
 期間中は、夜桜ライトアップあり(午後6時~9時)。
※「荒子川公園はなさんぽ」は、平成30年3月29日(木)~5月27日(日)

交通アクセス

○公共交通機関
あおなみ線「荒子川公園」駅からすぐ。
または、市バス「荒子川公園北」から徒歩約5分。
○車
名古屋高速4号東海線・港明ICから南西へ約3km。
※無料駐車場有り。

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。