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ニューヨーク 多民族タクシー楽し

2014年11月17日

 ワシントンから特急電車に乗り3時間ほどで、ニューヨークのマンハッタンに到着した。駅から屋外へ出ると、いきなりの都会の喧騒(けんそう)に面食らう。道行く人の歩く速度は速く、摩天楼に邪魔されて空が狭い。

 ニューヨークに比べると、ワシントンの街はのんびりしていると感じた。

 世界の指導者が集う9月の国連総会取材のため、ニューヨークを訪れた。この時期、客を当て込むホテルは宿泊料金が倍ほどに跳ね上がる。

 国連総会に伴う交通規制で道路の大渋滞も起き、至る所でクラクションが鳴る。タクシーの男性運転手はこう嘆いた。

 「これは国連問題だ。商売にならないよ」

 米国でタクシーに乗ると、さまざまな民族の運転手に出会う。それがまた楽しい。

 この運転手はインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方から、5年前に米国へ家族を連れて移住した。生活苦から逃れるためだったという。

 「米国に来て、安定した生活ができるようになったよ」

 互いに拙い英語を操りながらの会話が弾むと、渋滞も苦にはならない。(青木睦)

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