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イラク・アルビル 「ケバブ」 国変われば

2015年06月22日

 イラク北部クルド人自治区の中心都市アルビルで、レストランに入りケバブを注文した。アルビルで「ケバブ」を注文すると、出てくるのは日本で言えばミートボールを長くしたような料理だ。においから判断すると、ヒツジの肉が使われているらしい。

 問題はここから。実は同じ中東でも、エジプト・カイロのレストランで同じ料理を頼むなら「コフタ」と言う必要がある。仮に「ケバブ」を注文すれば、肉を焼いた料理が出てくることになる。

 では、日本でよく見かける「ケバブ」は何と呼ばれているのか。肉を回転させながら焼き、薄く切って食べる料理は「シャウェルマ」と呼ばれている。料理を注文するのも、所変われば名が変わり、簡単ではない。

 アルビルの知人によると、クルド人自治区のケバブはエジプトのコフタより脂が多く、おいしいのだそうだ。しかし、正直言って、その違いはよく分からなかった。

 「外国人が日本食の繊細な味わいを感じることだって難しいはずだ」と無理やり自分を納得させて、アルビルを後にしたのだった。 (中村禎一郎)

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