ジャンル・エリア : 神社・仏閣 | 芸術 | 近畿 2018年09月03日
国指定名勝の庭園がある大津市坂本の旧竹林院で、庭園の風景の反射を撮る「リフレクション撮影」スポットが開設されている。
旧竹林院は紅葉が有名で、11月だけで年間の3割の来場者が集まる。石渕紹隆(つぐたか)館長によると、自然発生的に若者が座卓への反射を利用した撮影を始め、会員制交流サイト(SNS)を通じて広まった。
来客が増えたため、9月から公式に撮影スポットとして、インスタ映えするアングルなどを掲示している。座卓や庭園では2日も、一眼レフカメラやスマートフォンを構え、写真を撮る若者が集まっていた。
「@usalica」のアカウントでツイッターやインスタグラムに写真を公開している京都府宇治市の稲田大樹さん(27)は「障子の隙間からガラス越しに風景が見える構図で撮れるのはここだけ。いい写真が撮れた」と満足していた。入園料は大人320円、小学生160円。開園は午前9時~午後5時。月曜日(祝日除く)は休園。
(岡屋京佑)