2010年09月20日
秋の中間選挙の予備選取材で米南部アーカンソー州のリトルロックを訪れ、保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」を組織するジャック・ソタラーロさんに会った。
直近のワシントン・ポスト紙とABCテレビの合同調査で茶会の不支持率が上がっていることに触れると、「それはワシントンの見方。地方の目線が大切ですよ」と訴える。
もっともだ、とうなずいていると、続けて「沖縄県の米軍基地問題も全国調査と県内調査では数字が異なるでしょう」とも。まさか沖縄の話題が出るとは思わなかったので驚いたが、昔、海兵隊員としてベトナム戦争に従軍。沖縄の米軍基地でも勤務したという。
「鳩山由紀夫前首相は名誉ある撤退をしたと思います」とソタラーロさん。突然の首相交代を米政府はどう考えているのか。その動向を探るのが仕事だが「ワシントン目線」が行き過ぎていなかったか。少々反省した。 (岩田仲弘)