ジャンル・エリア : オブジェ | 展示 | 近畿 2018年09月19日
近江八幡市安土町下豊浦の大工、福井市次さん(78)が、趣味で制作した竹炭細工やジオラマ模型などの作品展が、同市多賀町のかわらミュージアムで開かれている。30日まで。
竹炭で作った箱庭23点と、紙粘土や石こうで作ったジオラマ5点、流木や石で作った山のオブジェ3点を出品した。ジオラマは、地元の安土山や西の湖をモチーフとし、内湖に浮かぶ福島弁財天など、かつての風景を忠実に再現した。
福井さんは手先の器用さを生かして、10年前にジオラマなどの制作を始めた。多くの人に喜んでほしいと、完成した作品を惜しげも無く施設に寄贈したり、知人に譲ったりしてきた。今回の個展に向けて、「自分の作品を(譲った)皆さんから借りてきた」と苦笑いする。
今後も楽しみながら制作を続ける方針で、福井さんは「頼まれれば、無報酬で誰にでも教えますよ」と話している。入館料は一般300円、小中学生200円。(問)同ミュージアム=0748(33)8567
(平井剛)