ジャンル・エリア : まちおこし | 展示 | 石川 | 芸術 2024年03月22日
能登のキリコ祭り「復興応援 気持ち込めた」
活気あふれる地域の祭りや学校の運動会を表現したジオラマの展示「共に汗かき喜び笑いを共有」が、白山市七原町の鶴来図書館で開かれている。趣味でジオラマを10年以上作り続けている山田外喜枝さん(76)=坂尻町=が手がけた作品が並ぶ。26日まで。 (安里秀太郎)
ジオラマは段ボールや紙で作り、綱引きを競う子どもたちの躍動感や、地元の秋の風物詩「ほうらい祭り」の獅子舞の迫力を落とし込んだ。同図書館の中村泰広館長による展示タイトルは、コロナ禍を経て地域の交流の大切さを再認識する願いを込めた。
能登半島地震を受けて、山田さんは能登各地で初夏から秋に開かれるキリコ祭りを表現したジオラマも作った。鈴やひもで飾り付けたキリコと、威勢よく担ぎあげる男衆を緻密に表現している。
山田さんは「直接被災地へ行って支援することはできないけれど、復興への応援の気持ちをキリコ祭りのジオラマに込めたので楽しんでほしい」と話している。