ジャンル・エリア : 三重 | 自然 | 花 2020年08月05日
紀北町三浦の豊浦海岸で、ハマゴウの青紫色の花が砂浜を彩っている。今月末ごろまで見頃が続く。
ハマゴウは北海道を除く全国の海辺などに自生する落葉低木。幹は砂に埋もれながら、はうように伸びているため、台風にも耐えられるという。
県文化財保護委員の山本和彦さん(67)は「近年は浜辺までシカがやってくるが、ハマゴウは食害に遭わないので群落が残っている。ハーブのような独特な香りがするので、持ち帰って枕などに入れる人もいる」と話す。 (三沢聖太郎)