ジャンル・エリア : 自然 | 花 | 静岡 2022年10月21日
旅するチョウとして知られるアサギマダラが今月、藤枝市の蓮華寺池公園に飛来し、市民の目を楽しませている。
市によると、園内では昨年初めて確認され、今年も12日に確認。19日は、公園の和風庭園前のフジバカマの花壇で、十数匹が花の蜜を吸ったり、周辺を飛び回ったりしていた。
市は、花木の植栽などをする公園の環境美化ボランティア「蓮華寺サポーター」を今年3月に募集し、4月に活動を開始。現在75人の市民が集まり、このうち、公園整備に関わってきたボランティア団体「幸生チャレンジ倶楽部」の理事山崎猛(たけし)さん(79)=同市青葉町=が、自宅の庭で挿し木して増やした約300本のフジバカマを今春、公園に寄贈。この花が咲いて、チョウがやってきたという。
市などによると、チョウは、気温が下がると南下するため、観察できるのは、今月末までが目安という。幸生チャレンジ倶楽部は22、23両日、午前10時からアサギマダラの観察会を開く。公園の野外音楽堂で集合。参加無料、雨天中止。 (福沢和義)