2010年12月08日
ハノイで先月末開かれた一連の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に、フィリピン代表団の一員として参加していた政府関係者が、短文投稿サイト「ツイッター」にハノイの悪口を書いたとして問題に。
“つぶやいた”のはアキノ大統領のスピーチライターも務める広報補佐官の女性。上司にあて、ASEAN会議の夕食会で出された「ワインがまずい」と投稿。「ハノイにはいい男がいない」、さらには簡単に死ぬにはバイクが激しく行き交うハノイの道路を渡ればいいなどと書き込んだ。
フィリピン国内からも外交官としての資質に欠けるなどと批判が続出。一部メディアは「この国には、愚か者が座る権力のイスはない。特に愚かさが世界中に伝わる場合は」と厳しく非難した。
なぜこんな投稿をしたのかは不明だが、どうせなら、外交上の重要情報でもつぶやいてほしかった。(古田秀陽)