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タイ・ピサヌローク 「最も美しい仏像」の町

2019年07月25日

 数え切れないほどの仏像がある仏教国タイだが、その仏像は「タイで最も美しい」と聞き、北部ピサヌロークへ。向かったのは、町の中心部にある「ワット・プラ・シー・ラッタナー・マハタート」という長い名前の寺院。アユタヤ王朝時代の14世紀に建立されたという。

 目当ての「チンナラート仏」は本堂に鎮座し、高さ約3.5メートルの全身からは金色の輝きを放つ。優雅な姿と端正な顔立ちにしばし見とれた。

 案内してくれた地元の男子学生フレームさん(22)は「私たちの町のシンボルですよ」と誇らしげだった。平日でも参拝者の人波は絶えない。「お参りすると仕事が成功し、生活が安定する、との言い伝えがあります」と教えてくれた。

 当地には、日本の新幹線方式による首都バンコク-北部チェンマイ間の高速鉄道計画で、途中駅が設けられる予定。あちこちで期待の声を耳にしたが、採算性などの問題で本格着工までに曲折もありそうだ。

 フレームさんも卒業後、地元で観光関連の仕事に就きたいと言う。「最も美しい仏像」が人々の悲願をかなえてくれたら、と思った。 (山上隆之)

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