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ウズベキスタン・ブハラ イスラムでもサンタ

2022年02月21日

 イスラム教の神学校の前に、モミの木が立つ。クリスマスのイルミネーションを背景に、中央アジアの民族衣装を着た人々が自撮りを楽しんでいる。エキゾチックな情緒は、文明の交差点と呼ぶにふさわしい。

 旧ソ連ウズベキスタンの古都ブハラを昨年末に訪れた。古くはシルクロードの交易で栄えたオアシス都市。トルコ人に近いテュルク系の国だが、ブハラの住民の多くはペルシャ系のタジク人だ。みなウズベク語とタジク語、ロシア語を器用に操る。

 でもイスラム教徒が大多数の国で、キリスト生誕のクリスマスを祝うとは、これいかに?

 地元の男性は「クリスマスがないと、子どもたちが年末年始に楽しめない」ときっぱり。ウズベクはイスラムの戒律を厳格に守る人も少ないそう。宗教的な解釈には立ち入らず、とにかく12、1月は「クリスマス」として祝うのだと。

 おおらかさから来る西洋文化の受容と知れば、サンタ姿の店員から、カフェに流れる「ジングルベル」まで、心地よく感じられる。イスラム伝統の幾何学模様で描かれたクリスマスツリーの飾りも記念に1つ買い求めた。 (小柳悠志)

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