ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 福井 2018年02月28日
小浜市の春をテーマに、大正から昭和にかけての光景を紹介する写真展「郷愁の春~井田家所蔵古写真から」が市内の若狭歴史博物館で開かれている。4月8日まで。
写真館を営んでいた井田家から寄託を受けた数多くの写真の中から30点を選抜。「雪どけの頃」「春を告げるイサザ漁」「小浜公園の桜」「桜のある風景」「春の祭り」の5つに分けて展示した。
雪解けで増水した南川を利用する木材運搬のいかだ、子どもの手を取って満開の園内を歩く家族連れ、郷土芸能の和久里壬生狂言など、戦中戦後の暮らしぶりがうかがえる。博物館の担当者は「春が来たという季節の訪れに対する、人々の喜びが写真から伝わってくる」と話し、来館を呼び掛けている。入り口での展示のため、観覧は無料。開館は午前9時から。
(池上浩幸)