ジャンル・エリア : 三重 | 乗り物 | 山 | 自然 2018年07月12日
御在所ロープウエイ(菰野町)が11日、ゴンドラを新調するなどしてリニューアルオープンした。山麓の湯の山温泉駅では、親会社の三重交通グループや湯の山温泉協会などから40人が出席し、記念式典が開かれた。
神事を終えた後、代表者があいさつ。三重交通グループ(津市)の岡本直之会長は「山頂を充実させ、1300年の節目を迎えた湯の山温泉の発展に貢献したい」と話した。鈴木英敬知事は「台湾からの観光客がたくさん来てほしい」と期待した。岡本会長や鈴木知事ら9人がテープカットをして祝った。
午前11時のオープン前から、県内外から訪れた約150人が列をつくった。名古屋市南区の会社員松石峰樹さん(44)は「御在所岳にはよく登るが、ゴンドラに乗るのは初めて。親しみのある登山道を床の展望窓から見てみたい」と話した。
リニューアルでは、ゴンドラ全36両のうち10両が新しくなった。床に展望窓(横30センチ、縦54センチ)2面が入った。山上公園駅には展望レストラン「ナチュール」、湯の山温泉駅には登山用品店「モンベルルーム御在所店」がオープンした。
開湯1300年を迎えた菰野町の湯の山温泉は本年度、新名神高速道路の菰野インターチェンジや県道高架橋「湯の山かもしか大橋」が開通し、中部や関西圏から誘客が見込めるためリニューアルした。総事業費は15億円。
(高島碧)