ジャンル・エリア : テーマパーク | 動物 | 愛知 | 生き物 2018年09月06日
東山動植物園(名古屋市千種区)で6日にオープンする「新ゴリラ・チンパンジー舎」。日本一高いタワーに登るゴリラや、日本一広い屋内展示室でのびのび暮らすチンパンジーが見どころだ。園の担当者は「生き生きとした野生本来の姿を楽しんでもらえる」とアピールする。
市が2015年9月から16億円かけて整備した。展示されるのは「イケメンゴリラ」で人気のシャバーニなどニシゴリラ5頭と、チンパンジー9頭。居住スペースは内部で分かれており、それぞれにタワーを備えた屋外運動場と、広々とした屋内展示室がある。
5日にあった報道機関向けの内覧会で、わらが敷き詰められた床の上をシャバーニが勢い良く滑るなど、元気な姿を見せた。ただゴリラの屋外トレーニングは3日に始まったばかりで、当面は屋内のみで公開。高さ8メートルのタワーで遊ぶ姿はしばらく見られない。
チンパンジー舎では、道具を使って食べる姿を見てもらおうとアリ塚を再現。木の枝を穴に差し込み、アリの代わりに入れた蜜を器用に食べていた。茶谷公一副園長は「本来の習性を生かした施設。われわれ人間に近い動物がどう生きているかを見てほしい」と話す。
(水越直哉)