ジャンル・エリア : テーマパーク | 動物 | 愛知 | 生き物 2022年10月17日
名古屋市千種区の東山動植物園で、園の人気者を決める恒例企画「人気動物ベストテン」の来園者投票が始まり、11月3日まで受け付けている。国内最多となる約450種の全飼育動物が来園者の”推し動物”ナンバーワンを目指し、静かな熱戦を繰り広げている。
50種ほどの代表的な動物はPRポスターを作り、ゴマフアザラシは「まんまるボディーが魅力的」、アメリカビーバーは「とても勤勉」など、飼育員から見たいち押しポイントや隠れた魅力をアピール。ポスターはそれぞれの動物舎に展示したほか、アシカ池広場前に掲示板が立てられ、実際の選挙さながら、ずらりと並んだ各動物のポスターを見比べられる。
人気投票は2年に1度実施しており、2020年の前回選ではコアラが8年ぶりの首位に輝いた。この2年でレッサーパンダが仲間入りし、アジアゾウの赤ちゃんが生まれるなどの出来事があり、ランキングに影響を与えそうだ。
投票は、園の各門でもらえる専用用紙に好きな動物3種を記入し、正門そばの動物会館にある投票箱に入れる。ベストテンは11月20日に園内で開く表彰式で発表する。投票者のうち抽選で200人には記念品が贈られる。
担当職員の小川夏季さん(37)は「動物をよく見て深く知り、お気に入りの動物を見つけてもらいたい」と参加を呼びかけている。 (山本拓海)