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【愛知】白い花、神秘的に咲く 茶臼山高原のキヨスミウツボ

ジャンル・エリア : | 愛知 | 自然 |   2019年07月09日

落ち葉の間から姿をのぞかせるキヨスミウツボの花=愛知、長野県境の茶臼山高原で

落ち葉の間から姿をのぞかせるキヨスミウツボの花=愛知、長野県境の茶臼山高原で

 愛知、長野両県にまたがる茶臼山高原で、キヨスミウツボが開花のピークを迎えた。神秘的な白い花は、梅雨時の高原を彩る風物詩だ。

 葉緑体を持たないため透き通るように白いハマウツボ科の多年草。カシ類やアジサイ類の根に寄生し、養分を吸収する。1882(明治15)年、千葉県鴨川市の清澄山で初めて採集され、形が矢を入れる武具・靫(うつぼ)に似ていることから、この名が付いたとされる。

 県境から300メートルほど長野県に入った根羽村営キャンプ場では、地面のあちこちから高さ2、3センチの花が霜柱のように立ち上がっている。キャンプ場内にある茶臼山高原両生類研究所・カエル館の熊谷聖秀(まさひで)所長(69)によると、開花はいつもの年より10日ほど遅かった。標高が高い区域へ徐々に移動し、来週末あたりまで見られるという。

 長野県は絶滅危惧1種、愛知県は同2種に指定している貴重な植物。「踏み付けないよう注意しながら、そっと観察してください」と熊谷さんは話した。

 (鈴木泰彦)

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