ジャンル・エリア : サブカルチャー | 富山 | 歴史 2019年08月06日
石動駅であすから配布
自治体と下水道広報プラットホーム(事務局・日本下水道協会)が共同でつくる「マンホールカード」第10弾に小矢部市のマンホールカードが登場する。7日から同市のあいの風とやま鉄道石動駅の観光案内所で無料で1人1枚受け取ることができる。(武田寛史)
カードは表面にマンホールの写真、裏面にデザインの由来を掲載しており、収集家に人気がある。第10弾では同市を含む47自治体の61種類が追加された。第1弾からの累計では全国454自治体の539種類のカードが作られ、総発行枚数は約414万枚。
同市のマンホールは、源平合戦の「倶利伽羅峠(くりからとうげ)の戦い」で、源義仲が角にたいまつを付けた牛の群れを平家の大軍に突進させて勝利した奇襲作戦「火牛の計」をモチーフにした火牛、市の花木に指定している菖蒲(しょうぶ)、紅梅、宮島杉を配置し、中央に市章のあるデザイン。カードの写真は、石動駅近くに1枚だけあるカラーマンホールを採用。大きさは縦8.8センチ、横6.3センチ。
市上下水道課の川田保則課長は「カードをきっかけに、火牛の計のゆかりがある倶利伽羅古戦場や埴生(はにゅう)護国八幡宮など巡ってみて歴史ロマンを感じてほしい」と話す。
配布は午前10時~午後6時。カードは2000枚作製したが順次、補充していく。