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【石川】河津桜 一足早く 白山で開花確認

ジャンル・エリア : 石川 | 自然 |   2020年01月30日

早くも開花した河津桜を示す篠田純一会長=白山市西米光町で

早くも開花した河津桜を示す篠田純一会長=白山市西米光町で

 記録的な暖冬の中、白山市西米光町の堂尻川沿いに植えられた早咲きの桜「河津桜(かわづざくら)」の一部が早くも開花した。桜を管理する地元団体「蝶屋桜守(さくらもり)の会」によると、これまでで最も早かった昨年(2月14日)よりも20日ほど早い開花という。

 「何年も桜の管理に携わってきたが、こんなに早いのは初めて。雪が降らないからだろうか」と同会の篠田純一会長(73)=同市長屋町=は首をひねる。「開花が早いと桜の木に負担がかかるかもしれない。様子を見守りたい」と話す。

 同会は「地域に名所をつくろう」と地元有志が集まり10年前に発足。2014年には堂尻川沿いに河津桜の苗木を植え、枝の刈り込みや葉の消毒などの管理をしてきた。約50本の木は樹高4メートルに育ち、毎年春の開花時期には見物客が訪れてにぎわっている。

 現在は約10個ほどの花が咲いている状況だが、あと10日ほどで5分咲きになるという。花の見ごろは2月下旬ごろまで続く見込みという。篠田さんは「今年は仮駐車場も10台分を用意した。一足早く咲いた桜をめでてもらえれば」と話していた。(吉田拓海)