ジャンル・エリア : 自然 | 花 | 近畿 2020年03月10日
彦根市の彦根城内にある梅林が9日、ほぼ満開となり、紅梅や白梅が、日差しに映えて春の訪れを感じさせている。この日は好天にも恵まれ、家族連れらで終日、にぎわった。例年に比べて見頃は10日ほど早まったといい、今月下旬まで楽しめるという。
梅林は、江戸時代に米蔵があった場所で、1950年に彦根城が「新日本観光100選」に選定されたのを記念して7400平方メートルの園地に紅梅205本、白梅163本を植樹。同市開出今町から娘(28)と孫(1つ)と訪れた北村さん(54)は「花は満開で、天気も良くて最高。梅と一緒に孫を撮影したくて」と話し、梅をバックに盛んにカメラのシャッターを切っていた。
彦根城管理事務所によると、紅梅、白梅とも「八分咲き」。例年は入場者が多い日で3000人を超えたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた“自粛”で、団体の観光客が激減しているという。
(前嶋英則)